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2026/03/31 19:15 |
現パロ・原田さんとデート?編①
…皆様、メリークリスマス!(イヴ!)

24日になって約二時間。
相変わらず深夜の更新でございます。
…これは、もう、クセですね…。時間に余裕をもって更新したことなんて数えるほどしかありませんもの(苦笑)
ってなわけで!
暖かいお言葉に勇気を貰って、薄桜鬼現パロ続きを追記にてアップです。
既に、この記事のタイトルでお察しの方もいらっしゃるかと思いますが…続きます。
続きは…出来れは明日、無理でも今週中になんとかアップしたい…。
半分くらい書いてはいるので、なんとか早めに「原田さんとデート?編」完結まで持って行きたいと思います。
しかし…原田さん…難しいよ…!

薄桜鬼の現パロ、設定&イントロダクションは12/17の記事をご覧下さい~!
12/17の記事はコチラ→ platinumveilsp.blog.shinobi.jp/Entry/251/
捏造、現パロ、全然OK!なお嬢さんは続きをクリックしてどうぞ!

○勢いでアップしてますので、誤字脱字ありましたら申し訳ありませんっ…!
完成後はサイトの方に移動予定ですので、その時に若干の修正が入るかもしれないことを、併せて記させて頂きます。

【薄桜鬼現パロ:原田さんとデート?①】


「何だ結局いつもと大差ないじゃないか」

優雅にコーヒーを啜りながら、私を上から下まで眺めて薫が面白くなさそうに言う。

「え、そうかな?これカッシーから貰ったやつなんだけどな」
「カッシー?ダレそれ」
「伊東さん」
「ああ、あのキモいオカマか」

苦いものを飲み込んだような顔で薫が吐き捨てるように言う。
伊東さんと薫の相性はすこぶる悪い。悪いと言うか、薫が一方的に嫌っていると言うか…。
伊東さん、ちょっと変わってるけど面白いひとなんだけどな。
カッシーこと伊東さんは、最近テレビや雑誌で大人気のビューティーアドバイザーで、コスメからトレンドファッション、最新モードまで網羅する…所謂美のカリスマってやつなんだけど、縁あって色々良くして頂いてる。
カッシーって呼ばないと怒ったり、土方さんに並々ならぬ執着があったり…確かにすこーし変わってるけど、いいひと、だと思う。多分。
散々悩んで、結局袖を通したのは伊東さんが今年の冬の流行よ!って言って持ってきてくれた服だった。
思い切って着てみたはいいけど、薫の反応の淡白さに急に心配が込み上げてくる。

「やっぱり、あっちのワンピースにすれば良かったかな…」
「どっちでもいいんじゃないの」

相変わらず淡白にそう言いながら、薫は熱々のコーヒーにたっぷりのミルクを注いで作ったカフェオレのマグカップを差し出した。
薫のカフェオレの配分は絶妙で私の大好物だったりする。
料理は全然出来ないのに、こう言うことは上手なのが不思議なんだよね…。

「約束何時?」
「11時」

時計の針は10時55分を差している。
どうしよう、髪型おかしくないかな?忘れ物してない?
鏡や鞄を覗き込んではそわそわ落ち着かない私に、薫が呆れたように溜息を吐く。
手荷物チェックを終え、カフェオレの最後の一口を飲み込んだ所で、タイミング良くピンポンと軽やかなチャイムが鳴った。
何の変哲も無い機械の音にドキンと心臓が大きく跳ねた気がする。
椅子から飛び跳ねるように立ち上がって、大急ぎでインターフォンの通話ボタンを押すと小さい画面に原田さんの姿が映った。

「は、はい!雪村ですっ」
「千鶴?ちょっと早かったか?」

チラリと見た時計の針はあっという間に進んで、11時1分に差しかかろうとする所だった。

「い、いいえっ!今すぐ参ります!」
「そんな慌てなくていいからな」

画面の中の小さな原田さんが苦笑する。
今まで何度もこうしてインターフォン越しに会話しているはずなのに、今日は何だかドキドキしてしまう。
深呼吸、深呼吸!
男のひとと二人で映画、だなんて考えるから変に緊張しちゃうんだ。
落ち着いて、落ち着いてと念じながらリップクリームを塗り直して、転がるような足取りで玄関に向かう私の背後で薫がポツリと呟いた。

「50点、ってとこか」
「なに?薫」
「迎えに来たタイミングの点数」
「………」

薫の失礼な発言でちょっとだけ冷静になった自分が悲しい。
約束の時間より早かったら0点、3分以上の遅刻だとマイナス100点と続く薫の独り言を無視して、靴を履き、鍵を開け、ノブを回す。

「お待たせしました!」
「おはようさん。待った内にはいらねぇよ」

ノブを回して押し開けたドアの先には、当たり前だけど原田さんが居た。
いつもはこれが勉強会の始まりなんだけど、今日は違う。

「お、おはようございます、原田さん」

おはよう、って挨拶ひとつが新鮮に思える。
ぺこりと頭を下げた私を見て、原田さんは柔らかく微笑む。

「制服じゃない千鶴に会うのは久々だな」
「そうですね、学校が休みの日は原田さんお仕事ですし…」
「そういうカッコもいいな、よく似合ってる」

微笑みながら言われた一言で、通常通りに動いていた脈拍が一気に加速度を増した気がした。
勿論お世辞だって、十分分かってはいるけれど、さらっとお礼を言える程私の経験値は高くない。
小声でなんとか「ありがとうございます」と呟いた私の頭を軽く撫でて、原田さんは背後のドアに視線を向けて手を上げた。

「久しぶりだな、薫」
「言っとくけど、千鶴におかしな真似したら半殺しにしてこの国から追い出すよ」
「か、薫!」

ドアから半分顔を覗かせた薫が半眼で物騒なことを言ってのける。
穏やかとは言い難い冗談を、全然冗談に見えない顔で言うのが薫の悪い癖だと思う。
これが沖田さん相手だと、もっとずっと酷いし、沖田さんも火に油を注ぐようなことばっかり言うから手に負えない。
けれど、そこは流石原田さん、仕方ないなと苦笑するだけでさらっと流してしまった。

「分かってるって。じゃ、行くか」
「はい!じゃあ、行ってくるね」
「はいはい、行ってらっしゃい」

不機嫌も不機嫌な薫の声に背を向けて、アパートの階段を降りる。
狭い階段を原田さん背中を見ながらトントン降る、その足元をふと見下げ、私は内心舌を出した。
しまった、いつもの癖でローファー履いてきちゃった…。
この服にはこのブーツよ!とカッシーが合わせて持ってきてくれた、あのブーツを履いて完璧だったはずなのに!
まさか、出発したばかりなのに「靴を変えに戻ってもいいですか?」なんて言えるはずもないし…。
詰めが甘い自分に少し溜息を吐きたくなるけど、こればかりはもう諦めるしかなさそうだ。

「千鶴!」
「えっ?きゃっ…!」

心の中でごめんなさいとカッシーに謝ることに気を取られていた私は、階段の段数を読み違えていたらしい。
ずるりと見事に踏み外した足が空中に浮いて…身体はあっと思う間もなくバランスを崩して傾いでしまう。
目を閉じてる余裕もない。
スローモーションみたいな動きの中で、背後に倒れこんでいく私の手を、原田さんは咄嗟に掴んで引き寄せる。
力いっぱい引き寄せられて、腕の中に飛び込むような形になった私の身体を支えて、原田さんの足が後ろに2、3歩下がるのが視界の端に映った。
一瞬遅れて床に落ちた鞄がたてた音を最後に、短い間の出来事が、ゆっくりと収拾していく。
そっと身体を離して、私を床に降ろした原田さんが身を屈めて目を合わせてきて、私は激しく狼狽した。

「…大丈夫か?どっか痛めてないか?」
「は、はい。すみません…」

慣れた階段を踏み外したうえに、図らずも原田さんの腕の中に身体を預けることになってしまった私は、恥ずかしいやら、申し訳ないやら真っ直ぐ目を見ることが出来ない。
何が恥ずかしいって、靴のことなんかに気を取られていたことが一番恥ずかしい…。
数瞬前の自分に激しく後悔中の私に、原田さんは床に投げ出された鞄を拾い上げると、そっと手を差し出した。

「ほら」
「?」

何だろう?
鞄を持っているのは右手。
差し出されたのは左手。
よくよく見つめてみた所で、向けられた掌には何も乗ってないし、鞄を手放してしまった以上、私も差し出せるようなものは何も持っていない。
真意が掴めず、思わず見上げると、原田さんはちょっと困った顔で首を傾げてみせる。

「手、貸してみな」
「えっ!」

それって…。
手を繋ぐってことですか!原田さん!
頬に熱が集中するのを自覚するけど、どうしようもない。
男のひとと二人で出掛けるってシチュエーションだけでいっぱいいっぱいなのに、手を繋ぐだなんて無理!無理!無理です!!
目の前に差し出された掌と、原田さんの顔を何度も見ては百面相を繰り広げる私に、悪戯っぽい微笑みが向けられた。

「千鶴は危なっかしいからな。手、預けてくれるとありがてぇんだけど?」

向けた掌を上下に動かしながら、わざと茶化すような口調でそう言われて、私の肩の力が少し抜ける。
考えてみれば、フォークダンスで手を繋いだことだってあるんだし、それと何ら変わりはないはず。
特別に意識する方が、ちょっとおかしいのかも知れない、と意を決して伸ばした指先が、原田さんの掌に付くか付かないかの距離になった時…。

「公共の場で何してるの」

素晴らしいタイミングで聴こえてきたのは、溜息交じりの呆れたような声だった。
 

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2008/12/24 02:09 | Comments(3) | 薄桜鬼・小話

コメント

香瑚さんこんばんは!
うわああ…念願の香瑚さんの書かれる原田さんだ~~!!!
しかも原田さんとデートvvv
想像していた以上に原田さんがカッコよくて素敵過ぎて、物凄くドキドキしてしまいました!!
ていうか、もう私が恐ろしく可笑しな状態に…(汗)

そのテンションのままご感想を書きかけたのですが、大変キモイ&超長くなってしまい…
ここに書かせて頂くと超お目汚しになりそうですし、かといって拍手からですと文字制限に引っかかりなん分割にしなくてはいけないだろうなことになりそうで…(涙)

あの…こんなことお伺いするのはどうかと思うのですが、そんなアホ叫びみたいな感想なのですが、メールにてお送りさせて戴いても宜しいでしょうか!?(オイ)
もー香瑚さんの書かれる原田さんへの滾る思いを聴いていただきたく!!(ホントにキモくてすみません)
だって超絶素敵なんですもんーー!
…なんだかこのメッセージも大概阿呆な感じですが、ご一考戴けたら嬉しいです。

あーでもほんと、何度読んでも香瑚さんの原田さん素敵すぎてどうしよう~vv(どうもすんな)

ではでは…続き楽しみにまた寄せさせて戴きますvv
…所で、盛り上がった最後に登場したのはやっぱりあの方なのでしょうか…(笑)
posted by のえる URL at 2008/12/24 22:34 [ コメントを修正する ]
ありがとうです~!!
のえるさん、こんばんは&メリークリスマスです★

ちゃんと原田さんになってました?なってました??(思わず二度聞き)
口調とか色々心配で、書いて消して書いてな具合に、三歩進んで二歩下がるな速度で書いていたので、勢いでアップしたものの、ドッキドキのヒヤヒヤだったんですヨ~!
そんな中、のえるさんからコメント頂けて嬉しいです!今の私、犬だったら尻尾ブンブン振ってますよ(笑)
勿論いつでもメール大歓迎です!!
すごく嬉しいです!!
のえるさんからメールを頂いた日には、それこそ尻尾振る程度じゃ治まりきらず、飛び跳ねてクルクル舞い踊れそうな気がしております!
ただし、メールを頂いた暁には、うざったい位のハイテンションな返信が漏れなく返ってしまうことをご了承頂けると有難いかも知れません…(苦笑)
ブログのコメントでも拍手でも、メールでも、頂けるお言葉は全部私の宝物です~vいつもありがとうございますvv

そして、のえるさん、最後に登場した方はもちろん、あの方ですよ~。
只今続き執筆中ですので、色々暴走激しい現パロで良ければ、是非、お付き合い下さい~!!
2008/12/24 23:53
薫と一緒に私もPC前で普通に呟いてた。
そうか伊東さん……カッシーっっ!(爆)

いいなぁこの原田さん社会人の余裕っていうの?
こういうの学生には眩しいんだよねぇ(遠い目)……。
無事これからも続くことが決定したようで。
しかもそのうちちゃんとギャラリーに移行するようで。
嬉しいねぇ……幸せだねぇ。
だってまだどこぞの御曹司平助みてないんだもん(笑)
パロディの神が平助登場までどんどん舞い降りればいいよ!
そのうち……黒板が使われる日がくるのかな(笑)
最後の登場、この口調は……あの人?
posted by 玻璃 URL at 2008/12/25 00:47 [ コメントを修正する ]
カッシーは
結構冒険だったね(笑)伊東さんの設定が一番暴走激しいような気がしてる今日この頃…。
カッシー呼びは勢いの産物です(笑)

ギャラリー移行、思い切って決意してみました♪
今回は原田さんだけど、他の方をメインにいくつか書きたくて、もう少し続けてみようかと…。
勿論、平助君も!せっかくの御曹司設定、使わずには勿体ない!学校風景もチャレンジしてみたいし…!
学生には社会人ってすごく大人に見えるんだよね~…(苦笑)

最後の台詞…多分、予想通りだと思うよ~!
ええ、あの方です(笑)
2008/12/26 00:05
香瑚さん、こんばんは。
素敵なデートシーンにうふふvな気持ちです。

待たせたことを詫びる千鶴に返した言葉や、手をつなごうとしてかけた言葉、どれもこれもが、ジェントルマン・原田で、大人の余裕を感じさせてくれますね。原田さん素敵っ!
そりゃお兄ちゃんもヤキモキするわけですよね(笑)。原田さん、殺されないように頑張ってください。と、応援してみました。

最後に登場したあの方がどう絡んでくるのか、考えただけでワクワクしてしまいます。ニヤニヤしながら続きをお待ちしております~!!
posted by momo at 2008/12/25 21:19 [ コメントを修正する ]
あの方with…
momoさんこんばんは~!
原田さんはウンウン悩みつつ、デートはスマートにエスコートしてくれそうだなぁと、妄想力フル稼働で書いておりました。
女子高生から見たら大人で憧れのひとのような感じで…v
この後は、あの方が御友人と共にお出ましになられます(笑)
只今ちょっと暴走しそうなので、軌道修正しつつ、書いておりますので、またお付き合い頂けると嬉しいですvv

このシリーズ、実は、薫が一番書いてて楽しい私はS気質かも知れません(笑)
2008/12/26 00:11

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